soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2011/07/25 THE MUSIC @ BIGCAT

行ってきました、解散間近のTHE MUSICラストジャパンツアー!
一時代を築いたバンドを見る最後のチャンス。
もう会場に向かう電車に載ってる時点から興奮しまくりで心臓がバックンバックンしてた。


とにかくボーカル・ロバートの存在感がものすごい。
スキンヘッドのルックス、パーカーでのファッション、ダイナミックなダンス、そして圧倒的な声量。
ここ数ヶ月、色んな良いバンドを見てきたけど、ここまでオーラが出ている人は久しぶり。ステージに姿を見せた瞬間、そのオーラに吹き飛ばされそうになる。


まずは1stの頭2曲を再現。「Take the Long Road and Walk It」で早くもブチ上がる。ギターかっこよすぎだろ!生「ピッパインラピッパパララピッパー♪」に感動〜。


ラストツアーらしく全アルバムから満遍なくプレイしたベストアルバムてセトリ。
「FIRE」の腕を前に出して上半身を激しく振る派手な動きに魅せられ、クラブミュージックとロックが高次元で融合した「Strength in Number」で腰を揺らし、歌唱力を見せつけてくれる「HUMAN」でトランス感に浸り、バラード「drugs」をじっくりと聴き、「Too high」終盤のジャムは細かくスネアを打ち込むドラムがすごい!
どれもダンス+テクノを基本としたサウンドだけど、テクノ的なクールさでなく、サンバ/ラテンの熱量を持ったハイボルテージ・グルーヴ。


THE MUSICを思いっきり楽しもうとする客のノリも熱狂的だった。
縦ノリになってるモッシュエリアの中で、南米な顔のにいちゃんが楽しそうにダンスを踊ってたのが印象的。おかげで一緒に踊って楽しませていただきました。


一曲を終えるごとに手を合わせて「アリガトウ」を繰り返すのがジーンとくる。たまに客の声援をひろって「ハイ?」って反応する(反応だけするw)のが面白い。
基本シリアスな顔をしているなか、ドラムひとりだけ笑顔で愛くるしいのが印象に残ってます。


ライブ終盤になると「FUJIROCKでこの曲をやった時、みんな暖かく受け入れてくれた」「今日はここいるみんなのために演奏するよ」のMCから「The PEOPLE」!
曲が始まった瞬間、真ん中を開けてモッシュピット……いや、ダンスフロアまで出来ちゃう盛り上がり!肩組んで回ってる間にぐちゃぐちゃになったけど、そのときもみんな良い笑顔だったー。

曲が終わるまで踊りっぱなしの、叫びっぱなし。最高でした。


そして最終曲「Bleed From Within」。
静かなイントロ、トライバルに盛り上がる中盤、感動的なメジャーコードのサビ、ロバートのスキャットで煽り、弦楽器二人もスネアを叩き出しての大騒ぎ。
何度も展開しながら最後の爆発に向かってひたすら昇っていくこの曲が一番印象に残ってる。


アンコールはインスト「walls get smaller」。
悪くは無かったけど、皆これで終わると思ってなかったからハジケ時を逃した感はある。この曲ラストはどうもお約束っぽい?
まぁ「the people」も「wrongside〜」「Bleed from Wihin」もう残りの曲は無いって状態だもんな。


ロックを再熱させたダンスロックバンドの大阪ラストライブは、感動を演出するでもなくひたすら熱狂的に踊らせてくれた。素晴らしい音楽をありがとう!THE MUSICってバンド名に負けない凄まじい音楽をありがとう!
日本でのラストライブになる明後日のフジは絶対楽しいことになるぞ。現地に行くひとたちは僕の分まで楽しんできてください。


どうでもいいけど、PAがボーカルに似すぎて、アンコールで出たきたPAをボーカルと間違えて声援を送りまくってたのが恥ずかしいw