soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2017/06/06 Robert Glasper Experiment @ Billboard live Osaka - 2nd stage

f:id:soundwing:20170606211957j:plain



良かったー!
バンドがよくなってるのもあるだろうし、自分の音楽経験値があがったのもあって前回に見たよりグッと楽しめた!


前回(2013年だったかな?)はグラスパー(key)+ギター、ベース、サックス&ボーカル、ドラムの編成だった。
今回はDJを追加。スクラッチや効果音よりノイズ(ぶつぶつ音)、声(会話声)を入れる。派手さはないけど効果的に動いてる。


バンドの肝になるドラムもメンバーチェンジ。絶妙にズレた連打をギッチギチに入れ込んでくるドラムでした。狭いとこにバネを押し込んで入れるみたいな気持ちよさあった!
今回のドラムは”人生ゲームのルーレットのパタパタ的な気持ちよさ”って表現を思いつきました。
そこらへんにあふれてそうで意外と無い。生理的レベルで気持ちよさあるドラム。


人間味残したスタイリッシュ・ジャズ・バンドから大型宇宙船になった感じ。がっしりしてる。余裕がある。遊び場がある。


曲によってはドラムンベースみたいなサウンドになることも。ギターソロ弾きまくりのロックにも。ジャズの境界は完全に取り払ってますね。
グラスパーは演奏するよりウロウロしてることが多い;DJとグラスパーは、他のメンバーがソロを初めたらすぐにスマホで撮りはじめて……自分たちが一番のファンか(笑)


DJは鳴ってるかわからないくらいの控えめなんだけど実は大活躍。
音楽的じゃない声ネタ(=会話、セリフ)を繰り返したり、弄ったりで絶妙に音楽に取り込むのが面白い。


終盤のサックスソロもスゴかった。吹きまくり。身体を大きく動かしながらブオーンブオーンってあんなソロ始めて聴いた; 


おなじみの「Smells Like teens spirit」のカバーもあり。前からだいぶ雰囲気変わってる気がする。
どこまでも新時代感があるジャズで……いやー、よいライブでした。