2017/07/12 青葉市子 with phonolite strings @ Billboard Live Osaka - 1st stage
青葉市子さんの儚い歌にストリングスがついたらどうなるのだろう?と興味があって行ってきました。
まず1人で弾き語りを数曲。静……よりもはや無の世界。”食べながら音楽を聴く空間”のBillboardが”物音をたてちゃ駄目だ”と思うほど静かな空間に;
無だけど絶妙に感情も感じる。微笑んでるけど芯の感情は見えない……といいますか。どこまでも深い青を見てる感覚。黒ではない。
そのあとストリングス4&フルートと合流。クラシカルな演奏でロックバンドにつくストリングスとはちょい違う感覚がありました。
音がめちゃくちゃきれい!いっぱい管楽器がいなくてもこんな音が出るのかと衝撃をうけました。
ストリングスが入っても騒がしくならない。むしろギターと無音の間に、ストリングスの音が入ることでビート感が減ってより静かになったようにすら感じました。
アリスの夢の国のような、質素な、幻想的な、深いのか、無なのか。
市子さんの曲では比較的キャッチーな「いきのこり●ぼくら」ですら波の立たない湖のような感覚がしました。
MCも変なことは言わず、ひたすら静のセカイが続いてそのまま終わった感覚がありました。
市子さんはストリングスに対してメイン!って主張しない。むしろ歌とギターがストリングスの音に溶け込んで6人でひとつの音になっていく感覚。共鳴/セッションというより融合。
唯一、一瞬だけストリングスがミニマルに反復と増幅をしていくシーンがありました。市子さんは鼻歌で寄り添っていた。この場面が結構好きだった。
とにかく静の青葉市子さんでした。
うーん、個人的にはもう少しガツンときた方が好きかなぁ。一番好きな曲が「機械仕掛乃宇宙」なので;