soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2017/05/08 Devendra Banhart、Rodrigo Amarante @ Billboard Live Osaka - 2nd stage
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Rodrigo Amarante

OAにバンド・ギタリストのソロ。3曲ほど。ゆったりとした歌とギター。眠っちゃいそうな微睡みサウンド。紳士なオジサマの雰囲気がええなぁ。

Devendra Banhart

柔らかくてファンタジーなメロディ。
自由にユルいようで激ウマな演奏・
展開は変なのにまったり微睡む……フリーフォークが流行ってた8年くらい前を思い出したり。AKRON/FAMILYとか何やってるのかなぁ。


バンド形式で全員がヒゲモジャのオジサン達。
デヴェンドラは基本的に夢の世界にいる。ピョコピョコ踊ったり、ジェスチャーしたり。急にカンペ読みながら日本語しゃべったり、歌い終わりでずっとハミングして曲の終わりがよくわからなかったり;
ピュアにぶっ飛んでるなー。
声がくぐもるぐらいマイクに近づいたり、突然日本語で歌いだしたり、ものすごい大音量で奇声を発したり……ずっとなんか変;
でも声はめちゃくちゃ良い。眠りの世界に連れていってくれそうな心地よさがありました。


バンドの音はめちゃくちゃ綺麗。ニュー・フォークなサウンドを堪能しました。ギターやベースの音も綺麗だけど驚いたのがシンセ(メルトロン?)の素敵なこと!
笛のような優しい音で人懐っこい幻想の世界につれてってくれる。ちなみにシンセはOAのギタリストが担当。


ドラムも素晴らしかった!
音量は控えめ。でもタイト。そしてフィルインで突然トラヴィス・バーカーばりに鋭いオカズをキメたりする。
バンド全員が通常のロックなアプローチはしない。ただひたすら綺麗な音を紡いでく。不思議な世界感~。


曲は最新作と『Mala』からが多かったかな?
フリーフォークを基準にボッサ、ドリーム・ポップあたりを自由に行き来する曲達。
1時間半ほど妖精達の世界にいたような気分でした。自分の精神がトンでくアンビエントや、浸れるエレクトロニカとは違う。不思議な感覚~。